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EUファッションマーケットプレイス:GMV 47%増・ベンダー登録時間 60%短縮

EUのファッションテック系マーケットプレイスが、Netbase によるベンダー登録フローとカタログフローの再構築後、GMV を47%増加させ、ベンダー登録時間を60%短縮しました。クライアントはD2C直販からマルチベンダーモデルへの移行を進めるファッションアグリゲーターで、匿名での公開となっています。いずれの数値もローンチ後6カ月間の公表結果です。

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概要

クライアント
匿名のEUファッションテック系アグリゲーター(社名非公開)
地域
欧州連合(複数国)
業種
小売・Eコマース、ファッション
サービス
Eコマース開発
主要技術スタック
マルチベンダー型マーケットプレイスプラットフォーム、Stripe Connect 決済、多言語ストアフロント、物流API
計測期間
ローンチから6カ月後
主要結果
GMV +47%;ベンダー登録時間 -60%

クライアントと事業背景

クライアントはもともとD2C(直販)ファッションビジネスとして運営していました。販売者は1社、カタログも1つ、チェックアウトも1つという構成です。その後、EU複数国の消費者に多数のファッションベンダーが販売するB2Cマーケットプレイス(アグリゲーター)へと転換することを計画しました。同一ブランドの下で異なるビジネスモデルへ移行するため、プラットフォームも抜本的な変更が必要でした。

課題とベースライン

シングルベンダー型のストアにはベンダーという概念がありません。マーケットプレイスへの移行により、プラットフォームはこれまで想定していなかった問いに答える必要が生じました。「この販売者は誰か」「どの商品がその販売者のものか」「売上はどのように支払われるか」「各購買者にどの言語とどの配送ルートを提供するか」という問いです。本事例ではベンダー登録時間に焦点を当てています。その理由は明確で、マーケットプレイスではベンダーが出店するスピードが、カタログとGMVの成長速度を直接左右するからです。

公表された事例にはGMVと登録時間の変化率のみが示されており、絶対値は公開されていません。そのため、ベースラインはここでは定性的に説明するにとどめます。

制約・リスク・成功基準

  • 多数の販売者、統一された体験。ベンダーのカタログはさまざまな形式で届きますが、購買者が目にするのは一貫したファッションストアフロントでなければなりません。
  • 複数方向への送金。マーケットプレイスは購買者から代金を受け取り、ベンダーへ支払いを行うため、すべての注文で正確に決済と支払いを分割する必要があります。
  • 越境対応をデフォルトに。複数国に対応するため、初日から複数言語と複数の配送ルートが必要でした。
  • 個人データ保護。EU域内の購買者・販売者のデータを扱うため、プラットフォームはGDPR上の義務を念頭に設計する必要がありました。
  • 成功基準。マーケットプレイスの流通総額(GMV)の拡大と、ベンダーの出店を迅速化すること。

Netbase の役割・アプローチ・主要な設計判断

Netbase はマルチベンダー型プラットフォームを設計・構築し、マーケットプレイスの成長を左右する2つのフロー、すなわちベンダー登録とカタログを再構築しました。構築を方向付けた4つの判断は、それぞれ上記の制約に対応しています。

  1. ストアフロントだけでなく登録フローを再構築する。

    ベンダー登録はマーケットプレイス成長の起点であるため、コアのプロダクトフローとして扱いました。

  2. カタログを多販売者向けに再構築する。

    カタログフローをマルチベンダー対応に刷新し、1つのファッションストアフロントが多数のベンダーの商品を掲載できるようにしました。

  3. 決済レイヤーに Stripe Connect を採用する。

    カスタムの送金レイヤーではなく、Stripe Connect を使って購買者からの決済とベンダーへの支払いを処理しました。

  4. 物流と多言語対応をローンチ時から組み込む。

    物流APIの連携と多言語ストアフロントにより、プラットフォームはローンチ時点から越境対応となりました。

実装内容と成果物

公表された事例は日付付きのフェーズではなく、納品したワークストリームとして整理されているため、以下のとおりスコープとして示します。

マーケットプレイスコア
シングルベンダーストアを置き換えるスケーラブルなマルチベンダーB2Cマーケットプレイス
ベンダー登録
ベンダー登録フローの再構築
カタログ
マルチベンダー商品・バリエーション・価格に対応したカタログフローの再構築
決済
分割決済とベンダーへの支払いのための Stripe Connect 連携
ローカライゼーション
EU複数市場向け多言語ストアフロント
物流
越境配送のための物流API連携
データ保護
GDPRの義務を念頭に設計されたプラットフォーム

本スタックは、コマース・エンタープライズ向けテクノロジーページに掲載されているコマースパターンに沿っています。

結果

  • 流通総額(GMV)

    結果
    +47%
    期間
    ローンチから6カ月後
    方法・出典
    Netbase マーケットプレイス事例として公表;David(CEO)による証言、2026-09-15
    留意事項
    絶対値は非公開。ソースページには +50% の記載もあったが、低い方の数値を採用。
  • ベンダー登録時間

    結果
    -60%
    期間
    ローンチから6カ月後
    方法・出典
    Netbase マーケットプレイス事例として公表;David(CEO)による証言、2026-09-15
    留意事項
    絶対時間は非公開。ソースページには登録自動化率 70% の記載もあったが、低い方のペアを採用。

クライアントの見解

クライアントは匿名を希望しているため、本事例では帰属付きの引用、ロゴ、スクリーンショットは公開していません。

マーケットプレイス構築者へのヒント

  • 登録スピードは成長のレバー。マーケットプレイスでは、ベンダーが出店するまでの速さが、カタログとGMVの成長速度を制限します。
  • 実績ある決済レイヤーを活用する。Stripe Connect のようなマーケットプレイス向け決済プラットフォームを利用すれば、エンジニアリングの工数をベンダー登録やカタログに集中させられます。
  • 複数国対応を初日から設計に組み込む。言語、配送、データ保護上の義務は、後から追加するよりも最初から組み込む方がコストを抑えられます。

リプラットフォームやD2Cからマーケットプレイスへの移行を検討していますか?カスタムEコマースプラットフォームガイドで意思決定のプロセスを解説しており、Netbase の実績にはさらに多くの事例があります。類似プロジェクトを確認したい場合は、Netbase にお問い合わせください。

出典

  • Netbase マーケットプレイスEコマース開発ページ、https://netbasejsc.com/marketplace-ecommerce-development/(2026-09-15 閲覧):匿名EUファッションテック事例、スコープおよび結果。
  • Netbase 国際コンプライアンス・セキュリティページ、https://netbasejsc.com/international-compliance-security/(2026-09-15 閲覧):GDPRへの対応実践。本事例では「GDPRの義務を念頭に設計」としてのみ適用。Netbase 自身のISO 27001認証およびSOC 2 Type II認証は Netbase に適用されるものであり、このクライアントのプラットフォームを対象としたものではなく、クライアントのコンプライアンス上の成果は一切主張していません。
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